2013/06/05

■『ベートーヴェン遺書の家』でのマラソンコンサート・リポート


『午後のひと時をベートーヴェンとともに』
~ベートーヴェンマラソンコンサート


6月1日ウィーン郊外にあるハイリゲンシュタット『ベートーヴェン遺書の家』で、ベートーヴェン作品の演奏と講演によるマラソンコンサートが開かれた。(ベートーヴェン協会及びウィーン博物館共催)
講演は夫々専門家が担当し、演奏はウィーン国立音大の学生が行った。入り口と中庭では飲み物や軽食のサービスが行われ、ベートーヴェンの展示室にはベーゼンドルファーのピアノが持ち込まれて、ベートーヴェンの作品、ソナタ、変奏曲、トリオ等5曲が演奏された。

ベートーヴェンの「不滅の恋人の情熱」と題する講演の後、南部由貴さんは、ヴァイオリンのエグレ・ウルボナヴィチウテさんとヴァイオリンソナタop.30/2を演奏した。                               この曲はベートーヴェンのヴァイオリ・ソナタの中でも「クロイツェル・ソナタ」に匹敵する名曲で、リトアニア出身の、まだ21才というウルボナヴィチウテさんの年に似合わぬ端正で見事な演奏と、南部さんのまろやかなピアノの響きがマッチして、素晴らしい演奏となった。彼女らは、休憩で外へ出る聴衆のみなさんから次々と「みごとな演奏だった」とお褒めの言葉を浴びていた。
雨続きで天候不良のこの頃だが、幸い天気にも恵まれ、教授たちの推薦を受けた学生たちの演奏は高い水準で、この日の晴れやかな天気のように爽やかな印象と成果をもたらした。                 (野村三郎)


2013/06/04

■神楽坂ラリアンス アフタヌーンリサイタルご報告


去る5月29日、神楽坂のフレンチレストランラリアンスで開催されました第5回アフタヌーンリサイタルは、盛況のうちに終了しました。今回は、 このシリーズでは初めての管楽器とピアノの組み合わせ。出演者のクラリネット奏者、倉内理恵さんとピアニスト碓井俊樹さん、主催者のグランジュテ株式会社山中栄子さん、ラリアンスコンサートスタッフの田中啓太さんからホットな報告が届きましたのでご紹介します。

●神楽坂ラリアンスでの演奏会、無事終了致しました。
洗練された空間の中、主催のグランジュテ社長、山中栄子さんの素晴らしいスピーチと共に始ったアフタヌーンコンサート。少し緊張気味の私でしたが、温かいお客様の眼差しで包んでいただき、会場の雰囲気を味わいながら演奏することができました。ピアニストの碓井さんとの間で火花が飛んだと思います!ドビュッシーのラプソディは、最後お互い白熱した演奏で締めくくることができました。

今回、あらためて思いましたが、このラリアンスでは、演奏終了後初めてお会いするお客様お一人お一人にお話ができ、今までにない形のコンサートで、演奏者としてはとても良い場だと思います。
80歳でクラリネットを吹いてらっしゃる方、クラリネットの音楽がジャンル問わず好きな方ともお話させていただきました(その方はなんと、その後洋菓子をお買い求めくださり私宛てにスタッフへ預けてくださいました!)。

私は、これまで演奏した直後に、皆様の前でお話をするという経験がなかったので、酸欠で頭が回らず、たどたどしくなってしまったことは今でも悔やまれますが、経験豊かなお客様からとてもよいアドバイスいただいたこともうれしいことでした。
ご来場くださいました皆様、ほんとうにありがとうございました。また皆様にお会いできますことをとても楽しみにしております。  (クラリネット奏者 倉内理恵)

●ラリアンスでの演奏会は良い意味での裏切りの連続でした!フレンチレストラン、そしてブライダル会場としても利用されている、と聞くと、ひょっとすると演奏家は、演奏会場としては良いイメージが持てないかもしれません。しかしながらラリアンスは、空間デザイン音響も適度な専用のホールとして、素晴らしいピアノと小規模ながら他と隔離した空間としての客席を備えており、なんらホールとの違和感を感ずることもなく演奏することができたことはとてもうれしいことでした。

洗練された食事とワイン、カフェなどすべて揃っている点も、コンサートの前後に音楽と味覚を同時に楽しめるという、これ以上の環境はないと感じました。この素晴らしい空間と企画を、より多くのお客様に味わって頂きたいと思います。 (ピアニスト 碓井俊樹)

●毎回、リサイタルが終わると感じることですが、私が観客として愉しめ、ファンになり、出演者の今後、将来を応援していきたいと心から思うことです。回を重ねる毎に強く感じます。
また、毎回お客様からご丁寧にご感想のメールをいただくのですが、
『本日も素敵な演奏会をありがとうございました。いつもいい演奏家ばかりで、こんな値段じゃ申し訳ないと思いつつ楽しませて頂いています。』
『クラリネットの演奏を目の前で聴いたのは今回が初めてです。木管楽器のふくよかで人肌の温もりを感じました。今後もできる限りアフタヌーンコンサートに参加させて頂きたいと思っております。』
『この距離感は他では味わえないし、トークをしていただいて益々好きになりました。』
など、おっしゃっていただいて大変嬉しく思います。
会場であるラリアンスさん、スタッフの皆様にも感謝です。

碓井さん、山中さん、倉内さん

今後は、新たな出演者ももちろんですが、こちらでできたファンの方のためにも二回目、三回目の出演をお願いしたいと考えております。絶対に素晴らしい音楽をお届けするということをお約束し、感動を共有し、出演者とお客様の距離感を大切に今後も続けていけたらと考えております。   (グランジュテ株式会社社長  山中栄子)

●ラリアンスが強く願っていることのひとつに、『芸術・文化活動のお手伝いをしていきたい』ということが挙げられます。アフタヌーンティーパーティーはそんな想いが形になったコンサートの場です。
ゆったりと楽しくお寛ぎいただくこと。これはラリアンスが大切していることです。

誰もが知っている有名な楽曲をたくさん織り交ぜたプログラム、演奏中の息づかいや譜面を繰る音まで感じていただける一体感のある距離、そして演奏家様と楽しく歓談ができるティータイム。山中様、演奏家の皆様のおかげで、このパーティでは私たちが考えているエンタテインメントがうまく実現されています。今回はクラリネット奏者、倉内理恵さんとピアニスト、碓井俊樹さんにお越しいただきました。素晴らしい演奏と楽しいお話、そしてお客様全員がクラリネットの虜になったリサイタルは、拍手が最後まで鳴り止まない、素晴らしいステージでした。ぜひこれからも、この気軽に音楽を楽しんでいただく場を提供するお手伝いをさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。      (ラリアンス  田中啓太)

情報満載のホームページをぜひご覧ください。                               ◆神楽坂フレンチレストラン ラリアンス: http.//www.lalliance.jp/

◆グランジュテ(株): http://www.grandjete.biz/

◆碓井俊樹さん: http://toshikiusui.com/


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