2013/10/21

■Musikverein Wien



2013/10/20

■碓井俊樹さん出演 演奏会シリーズご案内


♪国内外で精力的な演奏活動を展開中のピアニスト碓井俊樹さん出演の演奏会のご案内です。皆様、ぜひ足をお運びください。

●11月15日(金)
第4回 高江洲義寛 バリトンコンサート
会場:うるま市民芸術劇場 小ホール

沖縄県うるま市字仲嶺175番地 TEL:098-973-4400
開演:19:00

入場料: 2,000円

●2013年11月21日(木)
太田 圭亮 ヴァイオリンリサイタル
会場:福岡 ふれあいホール

福岡市中央区2-5-1 TEL:022-751-7778
開演:18:30
ブラームス/ヴァイオリンソナタ 第2番 Op.100
シューベルト/ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
エルンスト/無伴奏 ヴァイオリンのための6つの多声的練習曲 第6番「夏の名残のバラ」
入場料:一般 3,000円 学生 2,000円

●11月22日(金)
太田 圭亮 ヴァイオリンリサイタル
会場:神戸 ハーバーホール(神戸市産業振興センター)

神戸市中央区東川崎町1-8-4(ハーバーランド内)
開演:18:30
ブラームス/ヴァイオリンソナタ第2番 Op.100
シューベルト/ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
エルンスト/無伴奏 ヴァイオリンのための6つの多声的練習曲 第6番「夏の名残のバラ」
入場料:一般 3,000円 学生 2,000円

●11月24日(日)
太田 圭亮 ヴァイオリンリサイタル
会場:仙川 アヴェニュー ホール

東京都調布市仙川1-25-2 仙川アヴェニュー北プラザ2F
開演:13:30
ブラームス/ヴァイオリンソナタ第2番 Op.100
シューベルト/ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
エルンスト/無伴奏 ヴァイオリンのための6つの多声的練習曲 第6番「夏の名残のバラ」
入場料:一般 3,000円 学生 2,000円

●11月27日(水)
愛宕山コンサート 碓井 俊樹 ピアノ演奏会
会場:NHK放送博物館 愛宕山ホール
開演:13:30

ピアノ:碓井俊樹 ヴァイオリン:松井 利世子
グリーク/ヴァイオリンソナタ第1番 Op.8
グリーク/ヴァイオリンソナタ第2番 Op.13
グリーク/ヴァイオリンソナタ第3番 Op.45

■碓井俊樹ホームページ

http://toshikiusui.com


2013/10/14

♪山口友由実さん出演のAevos Trio リサイタル チケット好評発売中!


ウィーン国立音大で学びながら、ピアニストとしても着実な歩みを続けている山口友由実さんが、11月、音楽の殿堂ムジークフェライン(ウィーン楽友協会)での演奏会に出演します。
このシリーズはムジークフェラインが、若い優秀な音楽家たちに舞台を提供する素晴らしい企画です。Aevos Trioの力のこもった演奏は、きっと素晴らしい一夜を約束してくれることと思います。
皆様、ぜひお出かけください。

◆ムジークフェライン自主企画―Young Musicians ツィクルス
Aevos Trio リサイタル

11月26日(火)20:00
ウィーン・ムジークフェライン  metallener Saal

♪ Aevos Trio
Katharina Engelbrecht  (ヴァイオリン)
Bas Jongen (チェロ)
山口友由実(ピアノ)

<プログラム>
ハイドン:ピアノトリオEs-Dur, Hob. XV:10
ブラームス:ピアノトリオ 第3番 c-Moll, Op.101

ショスタコーヴィチ:ピアノトリオ 第1番 c-Moll, Op.8
ババジャニアン:ピアノトリオ fis-Moll

◆◇ 皆様へ
ウィーン留学生活も5年目を迎え、ひとつの大きな夢であったムジークフェラインでの演奏会が実現することになりました。
Aevos Trioは2012年11月に大学での友人であるヴァイオリニストKatharina Engelbrecht(ウィーンフィル舞台オーケストラ団員)、チェリストBas Jongenという音楽も人柄も素晴らしい2人と結成し、これまでもシューベルトの生家やコンツェルトハウスでの演奏会に出演してまいりました。今回はム ジークフェライン・デビューということもあり、気合いの入った、私たちらしいプログラムとなっています。たくさんのお客様に来ていただけることを願ってい ます。◇◆ 山口友由実

詳細:ウィーン・ムジークフェライン                                            http://www.musikverein.at/konzerte/konzertprogramm.php?idx=148646


2013/10/13

■宮崎貴子さん ドイツ・フライブルクでの「歌曲の夕べ」に出演


先日、ドイツ・ドルトムントで開かれた国際シューベルトコンクールリートデュオ部門で1位になったばかりの宮崎貴子さんとバリトンのHasselhornさんが、コンクールとの共催でのLiederabendに出演します。

LIDERABEND  ~歌曲の夕べ~

10月27日(日) 18:00
会場:Freiburg  Historisches Kaufhaus

<出演>
Samuel Hasselhorn   Baliton
Takako Miyazaki  Klavier

Georg Gädker   Baliton
Nicholas Rimmer  Klavier

♪デュオ2組でのコンサートですが、プログラムの中にいろいろとテーマがあって、どうなるのかとても楽しみにしています。♪(宮崎貴子)

●「音の交差点」9月29日/10月4日の情報と合せてご覧ください。


2013/10/11

♪前田朋子 バッハ無伴奏 演奏会案内


第8回鎌倉芸術祭 2013

前田朋子 バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲演奏会


鎌倉を代表する禅宗の古刹 建長寺と円覚寺で10月20日(日)、26日(土)(両日共に14:00から)開催されます。  チケット好評発売中です。

●詳しくは、音楽情報満載の音楽之友社のウエブサイト、
オントモヴィレッジをご覧ください。
http://www.ontomovillage.jp/cottage/ongakunotomo/news/5149

♪メロス「音の交差点2013年9月9日」の前田朋子さん特別インタビューも、合わせてご覧ください。


2013/10/08

■藤村俊介 チェロ・リサイタル


N響フォアシュピーラー5年ぶりのリサイタル開催
藤村俊介チェロ・リサイタル
ピアノ: アヴォ・クュムジャン

11月11日(月) 19:00(18:30開場)
浜離宮朝日ホール

<プログラム>
ブラームス:「F.A.Eのソナタ」よりスケルツォ
ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 0p.99
カサド:無伴奏チェロ組曲
プロコフィエフ:チェロとピアノの為のソナタ ハ長調Op.119

<チケット>
浜離宮朝日ホール チケットセンター 03-3267-9990
CNプレイガイド0570-08-9990
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
マルタミュージックサービス 047-335-2002
マネジメント/お問い合わせ マルタミュージック   http://maltamusic.net/

●藤村俊介 (チェロ)
1963年東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒業。チェロを多賀谷志野、安田謙一郎の各氏に師事。日本演奏連盟賞受賞、第21回東京国際室内楽コンクール入賞。第58回日本音楽コンクールチェロ部門第2位受賞。1989年NHK交響楽団に入団。1990年東京文化会館にて初リサイタル。1993年アフィニス文化財団の研修員としてドイツに留学し、メロス・カルテットのペーター・ブック氏に師事。これまでに3枚のソロ・アルバム「バラ色の光り輝く雲が、ゆったりと流れ」「カサド:無伴奏チェロ組曲」「ダンツァ・エスパニョーラ」及びN響ヴァイオリン奏者、大宮臨太郎とのデュオ・アルバム「パッサカリア」をリリースしている他、チェロ四重奏のラ・クァルティーナとして10枚のアルバムをリリースしている。現在NHK交響楽団のフォア・シュピーラーを務める他、フェリス女学院大学講師、洗足学園大学客員教授として後進の指導にも当たるなど、ソロ、室内楽、オーケストラ、と多彩に活躍している。

●アヴォ・クュムジャン (ピアノ)
Avo.Kouyoumdjian
レバノン、ベイルート生まれ。1971年、12歳でウィーン国立音楽大学最年少の学生となり、大学でD.Weber N.Flores A.Jenner G.Eberの各氏に、大学院でD.Iliev  S.Neuhaus A.Kezeradzeの各氏に師事。1981年、ウィーンでの第6回国際ベートーヴェンコンクールで第1位を受賞し、以来ソリストとして、また室内楽奏者として、ヨーロッパを中心にアメリカ、カナダ、日本など多くの名高いコンサートホールで公演している。また世界の数多くのオーケストラと共演し、多くの音楽祭やレコーディングにも参加する等、意欲的な音楽活動を続けている。1987年ウィーン国立音楽大学の助教授となり、97年からは教授を務める他、現在ではヨーロッパや日本の多くの大学のマスタークラスで、後進の指導にあたり、2010年からは、同大学の学部長も務めている。また、ハイドン室内楽コンクール審査委員長や、国際ベートーヴェンコンクールなど多くのコンクールの審査委員も務め、2002年からは、同大学でハイドン室内楽研究所を創設し、ディレクターを務める。2004年からはスイスのサン・トゥルザンヌ音楽祭の芸術監督も務めている。その他、ソリスト、室内楽奏者として多くの録音も残している。


2013/10/08

■村田千佳【音+ピアノ・アンサンブルシリーズ第3回】


第3回 究極の音、シューベルトの神髄ー

―このシリーズは、室内楽をライフワークとするピアニスト村田千佳さんが、ウィーンの仲間、世界の第一線で活躍するアーティストとともに、たくさんの素晴らしい作品から極上の曲を取り上げ、その魅力や感動を伝えるものです。―
第3回は、ヴァイオリニスト、ライナー・ホーネック氏(ウィーン・フィルの名コンサートマスター)の登場です。


11月30日(土) 14:00 /会場:トッパンホール

プログラム:
シューベルト ピアノとヴァイオリンのためのソナチネ、ソナタ、幻想曲

秋深まる11月30日、音+(オトプラス)ピアノ・アンサンブルシリーズを開催いたします。
ウィーンでホーネック氏の演奏を聴き、以後何度か共演を重ねる度に、己の感覚が研澄まされる体験をしました。おそらく、その息をのむような美しい音色が、私たちの脳や体に非常に良い効果をもたらすのだと思います。どうかこの機会に是非とも皆さんにこの演奏会を聴いて頂きたくご案内申し上げます。

曲目は、最も好きな作曲家のひとりで、季節にもよく合ったオールシューベルト プログラムでお届けします。 また、アンコールもお楽しみになさってください♬♫ (村田千佳)

■村田千佳 (ピアノ)

我が国における若手室内楽ピアニストの1人。国際シューベルト現代曲コンクール、ハイドンコンクール特別賞、オーストリアトーマスティック・インフェルド賞受賞。日本のみならずヨーロッパ諸国に招かれ、多彩な演奏活動を展開。2003~2007年のベルリンフィルハーモニーホールでの協奏曲シリーズに5回連続登場、好評を博す。内外の著名な演奏家との共演も数多く、その信頼も厚い。卓越した芸術性と、豊かな発想力で様々なことに挑戦する姿勢が非常に高く評価されている。東京藝大付属高校、同大学同大学院修了。文化庁芸術家在外研修員奨学金を得て2007年ウィーン国立音大大学院ピアノ科、ピアノ室内楽科修了、同室内楽科助手も務めた。東京藝術大学、聖徳大学音楽学部講師。

■ライナー・ホーネック (ヴァイオリン)
Reiner Honeck  Violin

1961年オーストリア生まれ。81年ウィーン国立歌劇場管/ウィーン・フィルに入団。84年には同歌劇場管の、92年にはウィーン・フィルのコンサートマスターに就任。ソリストとしては、ヤンソンス、ガッティの指揮でウィーン・フィルと、またムーティ指揮のもとモーツァルトの協奏交響曲をウィーンにてなど、ヨーロッパ及びアメリカで活躍。日本では読響、名古屋フィルに度々客演。小澤征爾、ティーレマン等の指揮のもとウィーン・フィルのコンサートマスターとしての録音多数。室内楽でも1989~1999年ウィーン・ヴィルトゥーゼンの創立メンバーとしてなど常に活発に活動し、ノーマン、バトル、カレーラス、プレヴィン、バシュメットなどと長年に渡り共演を重ねている。近年は、指揮者としても読響、名古屋フィル、紀尾井シンフォニエッタ、マルメ響などに招かれている。オーストリア国立銀行貸与の1709年製ストラディヴァリウス”ex-Hämmerle”を使用。

◆音+ピアノアンサンブルシリーズHP
http://otoplus-cm.com


2013/10/05

♫♬♫ ウィーンの秋 Maroniの季節!


ウィーンの秋も日に日に深まってまいりました。

王宮裏にある老舗のお菓子屋さん”Demel”のショーウィドーも、すっかり秋の色。 “Maroni”(栗)の女王が、道行く人たちに微笑みかけています。

(女王様のお菓子で作られた豪華なドレスにご注目。特にスカートの部分には、お菓子職人さんの技とユーモアが、込められています。)

♫♬♫ 合わせて『書斎の窓から』のコーナーもご覧ください。(Wien,05.10.2013)


2013/10/04

■シューベルト国際コンクールリートデュオ部門1位 宮崎貴子さん ♪メロス特別インタビュー


ドイツ・ドルトムントで開かれたシューベルト国際コンクール、リートデュオ部門で、バリトンのHasselhornさんと、みごと1位に輝いた宮崎貴子さんにコンクール後の感想など伺いました。

―このコンクールの特色と挑戦してみようと思ったきっかけ

デュオパートナーとはこれまでに3回リートデュオのコンクールに挑戦してきました。特に前回、前々回のコンクールを通してシューベルトのレパートリーも増え、シューベルトの歌曲自体が私たちにとって身近な存在になっていたので、ぜひ4年に1度のこのシューベルト国際コンクールに挑戦してみたいと思いました。

―コンクールで一番、大変だったことは?

とにかく準備期間が十分でなかったことです。 パートナーとは2009年秋にリートのクラスで一緒に勉強することになり、一緒に舞台に上がった回数は数えきれず息はぴったりなのですが、お互い他のことも抱えている上に、彼はこの1年間交換留学でパリにいましたし、コンクールの日程が大学の夏休み期間終盤だったため、合わせをする時間やレッスンが極端に少なく不安でした。

新しい曲や取り組んだことのない作曲家の曲も多く、なんとか集中的に合わせ時間を確保できた9月に入ってからの2週間は、今まで勉強、経験してきたこと、師匠が言いそうなことなど2人で知恵を絞り、時にはレコーダーに頼ってなんとか仕上げました。

レパートリーは、ほぼシューベルトですが、ヒンデミットとプフィッツナーの作品も計5曲を各ラウンドに必ず入れなければならず、この2人の作品は私たちにとって未知のもので、その上、曲がかっこいいからという理由でヒンデミットの2曲を英語にしてしまい、ギリギリまで発音に悩みました。なにしろ審査員には英語圏出身の先生が何人もいらっしゃったのですから。

―参加者は、どこの国の人が多かったですか?

やはりドイツが多かったです。次いでオーストリアとスイス。でもドイツ語圏ではない国の出身者も比較的多かったと思います。日本人のペアで2次に進んだ方もいらっしゃいました。

―入賞までのおおよその流れを教えてください。

1次予選:3日間に渡って行われ、前日にくじ引きで順番が決まりました。棄権者を除く58組が演奏し、プログラムは共通課題曲のシューベルトを含む3曲で、私たちは3日目の最後でした。

2次予選:27組が翌日からさらに2日間の2次予選にすすみ、これも順番は事務局が公平性を考慮しながらくじで決定した順に決まり、私たちは2日目の正午頃でした。プログラムは声域別に出されたシューベルトの課題曲3曲を含む7曲で、うち5曲は新しいレパートリーだったので、一番しんどいラウンドでした。

前日の合わせでまだぴったりと合わない箇所がありましたし、とにかくお互いがやるべきことに集中して思いっきりやろう、ということで舞台に出ました。1曲1曲終わるごとにお互いかなり疲労していっているのが曲間の間で感じ取れましたが集中は途切れることなく、結果、個人的にはさほど悔いのない出来ではありました。が、ファイナルに進めるのは6組と決まっていたので完全に諦め、結果発表を待つ間すでに皆でビールを飲んでいました。私たちがゆっくりと遅れて会場に戻ると周りから祝福されてファイナル進出を知り、私はお酒に弱く普段滅多に飲まないくせにたった今飲んでしまったことを後悔しました。

翌日はお休みで、ファイナリストの特にピアニストたちが白目をむきながら一日中練習する日でした。6組のうち1組がメゾソプラノ、残りは皆バリトンという内訳です。
プログラムは声域別に出されたシューベルトの課題4曲、古典派のオペラアリア1曲を含む計9曲で、バリトンの課題の中にはあの「魔王」も入っていました。素晴らしい曲だし弾けるのは本当に嬉しい、でももうファイナルの曲は1週間以上練習していなかったので、その日は休憩も忘れて何かと弾き続け、特に魔王に執着しすぎ、夜になって右腕に怪しげな疲労感を覚えてあわてて練習をやめました。

翌日、出番は2番目でした。とにかくここまで残れたことが奇跡的だと思っていたので、もう何も考えないで気楽に、集中して楽しもう、“toi toi toi!” と言い合って舞台に出ました。どう結果が出てもいいや、という気持ちで出席した結果発表。入選から始まって発表が2位まで来ても名前を呼ばれなかった時の、どうしていいかわからない気持ちは忘れられません。

―毎日どのように過ごしていましたか?

個人練習、合わせ、暇になったらホールに入って他の参加者の演奏を聴くといった毎日でした。それからいつ落ちても無駄なく帰れるように宿を細切れに予約していたので、しょっちゅう荷物をまとめていました。(笑)

―コンクールに臨む際、大事なこと

結果を求めるのではなく、作品に対してごまかさず最善の演奏を求めることだと思います。そうすればどんな結果になっても得るものがあります。

―自分の中で、コンクールを受ける前と後で、変わったことがあれば・・・

まだわかりませんが、少なくとも気持ちが軽くなりました。これで言い訳のできないスタートラインに立てたというか。そして審査員の先生から頂いた「あなたの弾いている姿や表情は全然日本人ぽくない、音に色彩感や躍動感があって本当に素晴らしかった! 」というお言葉は何よりも励みになる一言でした。ずっと目指してきたものが伝わって評価して頂けたということは確実に自信になりましたし、更に磨いていきたいと思いました。

―貴子さんにとってドイツ・リートとは

なくてはならない存在です。もう好きすぎて何と言っていいのかわからないのですが、まず多くの場合それだけでも存在感の大きいドイツロマン派文学の詩人達の詩があり、それに触発された大作曲家達が絶妙な音楽を付けます。詩の中の情景や登場人物の心情の変化などはこれでもかというくらい巧みにピアノのパートに反映され、しかしそれは自分で読み解いていかなければなりません。

それは歌手も同じで、いかに細やかにリアルな詩の世界を表現できるかということがリートには求められると思います。そして一見「伴奏」に見えるかもしれませんが、ピアニストが自分のパートを軽く考えるとシューベルトだってただの「お歌と伴奏」になってしまいます。

こんなことを書くと歌手の方からひんしゅくを買うかもしれませんが、リートにおける陰のボスは絶対にピアニストだと思っています。しかしあくまでも陰。作品世界を最大限に盛り上げながら歌手の声の良さを最大限に引き出し活かす演奏をするのがリートピアニストの仕事だと思います。

最近感じるのですが、声楽というのは本当に素晴らしい。どんな楽器でもそれぞれの奏者独特の音色というのはありますが、それが一番ダイレクトに表れるのは声楽です。歌手によって、こちらもベストなバランスを心がけ、もちろん調性なども一番声に合った調で歌ってほしいですし、ピアニストはそこで影となり日向となりまるで高級な絨毯のようにその上で歌手を踊らせその存在によって歌手をさらに惹きたてる、そんな演奏が私の理想です。

ドイツリートの定義の質問から逸れてしまいましたが、とにかくそういうわけでやりがいと責任を感じますし、まず作品が素晴らしい。もともと詩とか、情景の見える音楽が好きなのだと思います。

―ハノーファーで学んだこと

型にはまらないこと。

殻にとじこもらないこと。

気になることは全部やってみること。

自信をもつこと。

―今後の抱負

私はリート伴奏にハマって時間も労力も結構費やしてきましたが、今の専攻はフォルテピアノで、今学期に卒業試験をする予定です。この2つどちらにしてもソロピアノに比べると日本での認知度はガクッと下がる分野ですが、もっと注目されて然るべきだと思うのです。私たちがピアノのレパートリーとして勉強する大半の作品が今のピアノとは造りの違う様々なフォルテピアノを使って作曲されたわけですし、リートピアニストの役割の大切さと合わせて、更に精進し演奏活動をしながら多くの人に理解と関心を持って頂けるようになりたいです。

―これからコンクールを受けようとする人にアドヴァイスがあれば

落ちる経験のほうが多かったのでアドヴァイスもなにも出来ませんが・・・(笑)チョイスの中に入るかもしれない出来まで仕上げるのが前提ですが、コンクールは何が起こるかわかりません。もし無理そうかな?と思っても、興味が勝つのなら例えばいくつ掛け持ちしてやってもいいと思います。本当に何が起こるかわからないので、期待しすぎないことも大事ですが、自分から勝手に勝負を降りないこと。そして結果に一喜一憂はしないことです。

ーありがとうございました。今後のますますのご活躍をお祈りしています!


2013/10/02

■バロック音楽のたのしみ ロウソクの館のサロンコンサート


ウィーン5区にある古い館“FERDINANDIHOF”。     その中に”SALA TERRENA“と名のついた美しいサロンがあります。このサロンでは、ロウソクの灯り100本あまりの中で、コンサートが定期的に開かれています。

この企画の主催者であり、館の主でもあるシュヴァルツァー氏のサロンに集まった人たちは、時代を感じさせるこの異空間の中で、古楽を心ゆくまで楽しみ、友人たちとワイン片手に夜更けまでおしゃべりの花を咲かせるのです。
音楽の密かな楽しみがここにあります。

“FERDINANDIHOF”
WIEN 5区 WEHRGASSE 30

♪9月28日Tomoko Mayeda-Violine & Theresa Ya-Lin Hau-Cembalo
10月4日クラヴィコード、10月18日アルト歌手によるカンタータ、10月19日ギターとハープの伴奏による王宮の舞踊など。今年度は13回開催予定。気軽に集まれる企画となっています。


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