2019/02/22

■2月のウィーン


◆Wiener Staatsoper
オペラの愉しみ
~ウィーン国立歌劇場の立見席

ウィーン国立歌劇場は、今月もチケット完売の日がつづきます。

ヴェルディ≪椿姫≫、シュトラウス《アラベッラ》、ロッシーニ≪シンデレラ≫、プッチーニ≪トスカ≫、モーツァルト≪イドメネオ≫、ドニゼッティ≪愛の妙薬≫、バレエ≪白鳥の湖≫、それに新演出のドニゼッティ≪ランメルモールのルチア≫が加わって毎日大変な賑わいです。

馬蹄型のウィーン国立歌劇場の座席数は1709席。
それに加え、立見席567席,車椅子席平土間4、最上階のギャラリー18、とスペシャルな席が準備されています。

立見席のチケットは3€!(平土間のみ4€)。
しかも全席、日本語を含む6か国語の字幕装置付き、という最高の環境です。

今回、《トスカ》のカヴァラドッシ役で出演したポーランド出身のテノール、ピヨートル・ベチャワは、今や、世界の大劇場で活躍するスターですが、30年ほど前、彼がまだ音楽学生だった頃、ウィーンで連日この立ち見の列に並んで、たくさんの貴重な経験をしたと語っています。立ち見客の中には、オペラ舞台の将来の担い手もいるということですね。

一流の歌い手と指揮者、オケピットにはウィーン国立歌劇場管弦楽団(ほぼウィーンフィルの団員によって構成されている)、豪華な舞台は、オペラの魅力を存分に味合わせてくれます。

立見席のチケットは、公演時間80分前から専用窓口にて売り出されます。
皆様もぜひ一度、ウィーンならではの音楽と舞台をお楽しみになって下さい。


2019/02/11

■冬のブラームス像


ブラームスの像のすぐ後ろには、大きな広場をもつカール教会が、向かい側にはムジークフェラインのピンクの建物があります。

冬の景色にやさしく溶け込んでいるウィーンのブラームスです。

※画像をクリックすると拡大してご覧になれます。

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2019/02/10

■新刊紹介 『雨の歌』ゲルハルト・ボッセ    その肖像のための十八のデッサン(菅野美智子著)


◇◇私の生まれ故郷でもあった鹿児島で講習会を始めたのは1976年でした。
そこに当時ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサートマスターだったゲルハルト・ボッセさんを講師としてお招きしました。
1980年に霧島国際音楽祭を始め、無我夢中で第10回まで運営した苦闘の日々が昨日のことのように思い出されます。

素晴らしい音楽家であり教育者であったボッセさんには、音楽祭の基礎作りで助けていただいたことに深く感謝しています。(野村三郎)◇◇

◆『雨の歌』
ゲルハルト・ボッセ
その肖像のための十八のデッサン
(菅野ボッセ美智子 著)

「ああ、ブラームスは最後にこんな光を見せてくれるのか」~ドイツから日本へーひとりの音楽家が奏でた類なき人生の物語。

ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第1コンサートマスターを長年つとめたのち、日本に移り住み、旺盛な演奏活動と後進の育成に後半生を捧げた不世出の音楽家ゲルハルト・ボッセ(1922-2012)。
その音楽人生を、彼自身の言葉を描線として紡ぎだす。
心の奥深くに余韻を残す珠玉の回想録。

目次:
はじめに
雨の歌
リンツ中央駅一九四三年
四つの厳粛な歌
藝大官舎の住人たち
十二月の頌歌

ヒヤシンスのころ
月夜の翼
雪の記憶
歌う男
グライツの公園で

中国の花瓶
父と子の探しもの
ドアノーの窓から
作品61をめぐる備忘録
ガラスを吹く人

惜別の譜──(一)薔薇の別れ
(二)主よ、あなたの優しい天使に
(三)ト短調、去りゆくまなざし
(四)あすの朝(モルゲン)
レクイエム
ヴォーカル・シンフォニー
エピローグ──音を知る人──

ゲルハルト・ボッセの人と芸術(那須田務)
ゲルハルト・ボッセ年譜

詳細:アルテスパブリッシング出版

https://artespublishing.com/shop/books/86559-196-5/


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